2月19日に東海市文化センターにて「令和1年度 鉄鋼業労働災害防止研究会」にて記念講演でお話しさせていただきました。
知多地域の大手鉄鋼関連会社の皆さん、総勢200名ほどでしょうか、大勢の方々にお話する機会をいただけました。
「10歳若返る!今すぐできる健康法とは〜健康運動は、S・K・A!~」と題して90分ほど、講話と実技を混ぜ込みまして、お楽しみいただけたことと思っています。
年代は幅広く、30歳代前後から60歳前後までの皆さん。ほぼ全員男性でした。
会場がホールで固定の椅子でしたので、動き回ることはできませんでしたが、腰掛けたまま、又はその場に立ち上がっていただき、自分の体からの声を確認するワークショップをいくつか行いました。
こうした記念講演会のような場合は、「単発もの」になりますので後に続くことはまずありません。
ですので、運動方法をご紹介して、それをぜひ続けていただきたいわけですが、なかなか難しいのが現実。
であるなら、運動方法の紹介に終始するよりも、まずは自分の体に関心を持っていただくこと。一般論ではなく、自分事としてとらえていただく機会とすることが大切と考えます。
たとえば・・・
皆さん、蝶結びしているところをイメージしてください。
まず一重に結び、次に輪っかをつくりますね。右手または左手のどちらかで作りますね。
ではその逆の手で輪っかをつくって蝶結びしてください。
すごくやりづらいのでは…
例えばの例なのですが、我々は普段の何気ない動作は無意識にやっています。
だから楽なんですね。
一つ一つ意識してやっていたら、ものすごく疲れると思います。
いつもとは違う動作を行う為には体を意識(コントロール)します。
そこで自分の体を意識します。
そのことが、即健康づくりに効果をもたらすわけではないでしょうが、「自分の体、今どうなっているかな?」という自分との対話が、健康づくりの初めの一歩だと思うのです。
運動に限らず、自分の身の上にことが起きないと人は動きません。
自分のことを一番知っているのは自分?とは言い切れないことに気づく素直な気持ちを持つことが大切ですね。