本日より10月がスタートしました。
そして、緊急事態宣言が解除され、100%ではありませんが、学校、幼稚園、保育園なども徐々に通常の形に戻るであろうその初日を迎えました。
この1年半ほど、コロナ禍において、学校ではオンライン授業が急速に準備され、見切り発車のために端末が動かないという不測の事態も起こっているようですが、コロナによって、国は立ち遅れたICTを一気に推進させようと動き出しました。
GIGAスクール構想もその一つです。文科省が「一人一台端末と高速大容量の通信ネットワークを整備することで、多様な子どもたちを誰一人取り残すことなく、個別最適化された教育によって個々人の資質・能力を伸ばす環境を実現すること」を目指す教育改革のことで、GIGAとは、「Global and Innovation Gateway for All」の略とのことです。
このGIGAスクールが、子供たちの脳の成長を止めている、という脳科学者の記事をご紹介します。
https://president.jp/articles/-/50026?page=1
確かに、このコロナ禍においては、非接触で進めれるオンライン授業、ここでいうGIGAスクールは子供たちの学習を遅らせないようにする、つなぎの授業としては活用価値があるかもしれません。
しかし、それをそのまま全面的にアフターコロナでも使うことに対して、ご紹介の記事に出てこられる脳科学者で東北大学加齢医学研究所の所長の川島隆太教授は異議を唱えていらっしゃいます。
詳細は下の記事をお読み下さい。
私はフィットネストレーナーとして長年フィットネスの活動に関わらせていただいてきていますが、人の体はある程度負荷をかけないと強くなりません。
それは心も頭も同じだと思います。
便利だからといって、負荷をかけない、安易な生活をしていけば、必ず人は体も心も頭も退化していきます。
コロナに託けて、安易な道を選ぶことは、今は良くても、いずれはしっぺ返しを喰らいます。
そのツケは、子供たちに大きく回っていきます。
コロナによっていろいろなことが変わってきています。変わらなければ生き残れないことも事実です。
しかし、変えてはいけないものもあります。
我々人間が、自然の中で生きていく生き物の一員として、あるいは動物として、対決にしていかなくてはならないことを今一度考えてみたいと思います。
(株)NPFC 長谷川弘道