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当センター会長の手記 ⑪ -My Life with Fitness-
NPFC 概史:成長発展期(1978 年~1984 年) 2

(B)Senior 対象の海外Ski tour

1978 年冬に初の海外スキーツアーを企画し、最初にスイス・サンモリッツを選択した。それまで会員有志の要望に応えて南太平洋でのダイビングツアーや、親子グアムキャンプ体験などを試みてきたが、本格的なプロジェクトとして Senior を対象とした海外スキーツアーを企画し、新たなフィトネスライフの実践構想を企画した。

この Project は 2005 年まで長期に渉り継続しながら、様々な外国での異文化交流体験の体験を積み上げることができた。老後の Second Life を豊かに過ごすためには気力・知力・体力・財力のバランスが不可欠であると考え、メディアを通してこのプロジェクトが広がり、やがて全国から伝え聞いた引退後のアクティブなシニアー世代の海外スキーツアーへの参加希望者が急速に拡大していった。

毎回 10 名~15 名程度のグループ会員を構成し、10 日間から2週間の旅程でカナダ・アメリカ・ヨーロッパ NZ・北欧各国の屈指のスキー場を巡った。また日程も可能なかぎり計画を広げ、最初の1週間はスキー三昧でホテルに滞在し、終了後は近隣諸国に点在する世界遺産を訪ね、パリのオルセー、ルーブル・トレド・エカテリーナ美術館などを巡る美術鑑賞ツアーや、ゴッホやマチスの足跡を尋ねるアートツアーや、厳しい寒気に包まれた凍てつくウイーンでのライブコンサートやクラシックコンサート、現地でチケットが入手できればオペラ公演などを組み入れながら多様な異国の文化体験を楽しむNPFC独自の海外ツアーとなった。この企画は高齢者にとって一期一会の余生を充実させ、個人では実現不能な体験を具体化することで、実際にはかなりの心身のリスクを背負いながら、今を生き抜く新たなシニアー世代のセカンドライフや、引退後の新たな生き方を模索し、自立とチャレンジ精神の助長などを含めたトータルフィットネスの実践の場ともなった。

開催当初は国際航空路線に規制がありヨーロッパの場合は北回りにしろ、南回りにしろ、スイスやフランスまでは乗り換えも含めて 24 時間の長時間の飛行に耐えねばならなかった。それでも参加したシニアー達は4回の機内食に目を輝かせ、見知らぬ異国でのスキーに胸をときめかせながら若い心を燃やし続けた。彼らが夢みてきた実際のハイジーの世界に触れ、峻厳でダイナミックなヨーロッパアルプスの雄姿に圧倒され、吹雪に荒れるアイガーの北壁を見ながらグリンデルバルトまでの長いスロープを滑走し、憧れのトニーザイラーの活躍した急峻なコルチナ・ダンペーツォーのゲレンデに挑戦した。

標高 3800m のスイス国境からイタリアのチェルビニアまでの氷河滑走などは年齢の超えた山岳スキーで健康な心身のバランスと、燃え立つ強靭な意欲と、熱い仲間の絆で実現できた快挙であった。参加者の中には初めての異国の文化に触れる人々も多かった。しかし高齢に至り人生の辛酸を熟知するシニア ー達にとって、初の未知の外国での習慣・味覚・言語に飽くことのない興味を示した。

Diving Tour

夏の海外ツアーとしても、広大な南太平洋の憧れがあり、夢のような海底のファンタジックな世界に挑戦すべく、スキンダイブやスキューバーによる潜水アドベンチャー企画を継続した。ミクロネシア、メラネシア、ポリネシア、インド洋に浮かぶ様々な島々を訪ね、現地の潜水インストラクターの指導で果敢に海底のカラフルな世界を満喫した。シニアー世代を含む冒険者達は、星に一番近いニューカレドニアに並ぶ紺碧の海底の熱帯魚と戯れ、洗練されたフレンチレストランでのオマールやエスカルゴを満喫し、地元の人々と交流し、夜空に煌めく波十字星に感動した。

またファミリーを対象としたグアム、サイパンキャンプはジャングルの点在する戦歴の跡が生々しく重苦しさを感じさせられるツアーでもあった。バリ島の棚田と水牛の絵画のようなシルエットに神秘的美しい世界に魅了された。インド洋に浮かぶモリジブ諸島のダイビングツアーでは本当に地球上にこんな天国が存在するのかと思うほど不思議な楽園に魅了されたファンタジックな世界であった。・・・

いずれにしても、引退後の高齢者達と共に、遥かに遠い海外のゲレンデまで 30 年に渉って挑戦し続けることができたのは、互いに心身の健康状態を維持しながら、数年間に渉ってNPFCフィトネスクラスで汗を流して鍛えながら徐々に友情を培い、やがて築き上げた価値観の共有や信頼関係が形成され、活動年代を超えても、未知との遭遇に夢と情熱を具現化する心意気を示したプロジェクトになったのである。

その意味で日常的なフィットネスプログラムを通して、絶え間ない互いの理解と友情を培う場となり、新たな人生観が形成されることを考慮しながら Fitness Life を継続することは意義深いことである。


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